20180104_4

アジアン高橋です。今回はSMIC[中芯国際集成電路製造 (00981)]について評価してみたいと思います。

SMICとは

中国最大の半導体製造企業です。28nmデザインテクノロジに対応する工場を有しており、これは世界最先端の同業者であるIntel, TSMC, Samsungには及ばないものの、あえて先端を走らずに少し枯れた技術を使うことで高い収益を上げています。世界シェアとしてはTSMC(Taiwan), GlobalFoundries(USA), UMC(Taiwan)に次いで4位となっています。

そもそも、世界最先端のデザインテクノロジは、スマホやパソコンのCPUなどの一部製品にしか使用されていません。それ以外の組み込み向けなどではある程度枯れた技術で十分なことが多く、そういったところにSMICが製造した製品が使用されています。

2016年にはイタリアのLFoundryを買収し、今まで持っていなかった車載向け半導体の生産体制を持ちました。シナジー効果が期待されるだけではなく海外製造拠点を持ったという強みを持ちます。

上海、北京、天津、深圳とイタリアに工場を持ち、マーケティング拠点は北米、欧州、日本、台湾、香港にある世界的企業です。

配当

ありません。当ブログでは4%程度を目標としているので少し残念ですが、そもそも成長株なのでキャピタルゲインに期待する銘柄となります。

ROE/PER

ROEは9.07%です。悪くない感じですね。日本株は~5%が標準なので、それよりは良いという感じでしょうか。

一方PERは17.96となります。問題ないですね。割高感は全く感じられません。

純利益/EPS

参照元 : MSN Money https://www.msn.com/ja-jp/money/stockdetails/analysis/fi-134.1.981.HKG.00981

参照元 : MSN Money
https://www.msn.com/ja-jp/money/stockdetails/analysis/fi-134.1.981.HKG.00981

2009年はちょっとやばいですが、これは最先端の設備投資をしたためとのこと。ちょうどそのあとからSMICは進路変更し、最先端を提供するのではなく、少し枯れたプロセスを提供することで、投資を抑え、収益を増やすことに成功しています。

株価

SMICの10年分の株価 参照 : 楽天証券

SMICの10年分の株価
参照 : 楽天証券

一応一年分のチャートも見てみます。上下していますが、直近の流れは右肩上がりです。

SMICの10年分の株価 参照 : 楽天証券

SMICの10年分の株価
参照 : 楽天証券

為替相場

為替相場 引用元 : http://www.xe.com/ja/currencycharts/?from=HKD&to=JPY&view=10Y

為替相場
引用元 : http://www.xe.com/ja/currencycharts/?from=HKD&to=JPY&view=10Y

こちらは何とも言えませんね。まぁ、2009~2012年は完全に円高になりすぎていたので、そこを除外するとまずまず平均的な値と言えそうです。

まとめ

配当が全くないのは残念ですが、成長性という点ではとても魅力的です。半導体市場は2022年までに年間平均して7%以上の成長率という予想がされています。そして、SMICは中国の国策によっても支えられています。

2015年の中国税関統計によると、海外からの半導体輸入額は25兆円以上で、これは石油の輸入額を超えており、中国最大の資産流出元になっているとのことです。その為、2014年のうちに国家IC生産発展推進ガイドラインなるものが発表され、半導体デバイスの国産化を進めていて、その投資資金には4兆円を超える資金が用意されていて、中国政府の本気度がわかります。

タイミングを見計らってキャピタルゲイン目的で持ってみたい銘柄です。