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アジアン高橋です。最近は中国・香港株に熱心です。今回は中国市場の変化について、実際に私が見てきたことを踏まえて書いてみたいと思います。香港カテゴリですが、実際には中国本土の話です。

実は、私は2010年から毎年中国の深圳という場所に行っています。深圳は30年前まではただの小さな漁村でしたが、広州と香港に挟まれるという立地の良さから、経済特区にして外資を誘致して急速に発展した都市です。給与水準は中国で一番。待ちの中も地下鉄が張り巡らされており、非常に発展した都市です。また、ハイテクシティーとしても有名で、例えば前に紹介したテンセントの本社もここですし、中国の半導体・コンピュータ関係銘柄はほぼここに集結しているといっても過言ではありません。

今回はそんな深圳から見る中国市場の変化について書いていきます。

景気が悪くなった?

私は深圳の華强北というところによく行きます。ここは電子製品・電子部品のマーケットで、日本でいう秋葉原みたいなところです。でも、その規模が全く違います。秋葉原はもはやカルチャーの聖地みたいになってしまいましたが、深圳は本当にマーケットして恐らく世界一の規模でしょう。

初めて行ったのは2010年の時です。このときはマーケットの中や付近の道路では人通りというよりは、まるで人が並んでいるように歩いている感じでした。もはや万博でもやっているのかという状況で、大変大盛況していました。

最近は2017年の12月に行ってきました。毎年感じることですが、確実に客が減っています。マーケット内でも空き店舗が目立つようになり、店も入れ替わりが激しいように思います。例えばつい3か月まで間であった店がもうなくなってるなんて言うのはしばしばありました。

これは、中国のマーケットが弱くなってしまったといえるのでしょうか?

まだ自転車大国だと思っていますか?

今から20年ほど前の中国といえば、誰もが自転車通勤ラッシュを思い浮かぶでしょう。しかし現在はそんなの全く見ることができません。中間層以上では自家用車を持ち、そうでなくとも市内には地下鉄が張り巡らされています。まぁ、現在はシェアリングエコノミーな自転車がだいぶ発展していることは事実ですが…

話を戻しますと、深圳のマーケットでひとが減った。ではどうなったのか。すべてECに流れていっています。事実、深圳でリアル店舗を持っている彼らは必ずタオバオなどのECサイトにも店を構えています。アリババの収益を見てもよくわかることですが、ECの収益は年々すごい勢いで増えていっています。

深圳の電子部品屋さんに知り合いがいるのですが、彼はもはやリアル店舗は不要と考え、完全にタオバオの店舗だけですが、それで家族3人を養えています。それだけ、市場はECに完全に移行しています。

もはや、中国市場は町の中を見てもよくわからないのです。そう、自転車大国ではなくなったのと同じです。

ECはこれからも成長する?

私は確実にそう思います。中国は非常に便利です。日常用品だけではなく、昼飯だってタオバオで注文して、少し待っていれば家に届けてくれるのですから。発展している都市部だけではなく、内陸部のほうはまだまだ成長途中なので、彼らの経済が潤えばそれだけECの利用が増えていくことになります。