blog161016-10

アジアン高橋です。今回は成長著しいインドネシア株についてです。インドネシアは将来GDPで日本を抜くと予測されているほど有望視されている市場ですが、私はあまり本腰を入れていません。今回はその理由について説明します。

なお、インドネシア市場の魅力については以前書いたので、そちらも参考にしてみてほしいです。

国別成長性・株式評価 – インドネシア編

インドネシアのインフレ率

さて、まずはインドネシアのインフレ率についてここ最近の推移を見ていきたいと思います。

20170128_0

参照元 : 世界経済のネタ帳
http://ecodb.net/country/ID/imf_inflation.html

グラフだけではわかりにくいのですが、ここ5年のは3.98, 6.41, 6.4, 6.36, 3.66%となっています。

なぜインフレ率が高いとよくないのか、インフレ率が高いということは、景気が良くて起こる側面もあるためあまり悪い印象はありません。事実日銀も2%のインフレ率を目指していますね。

そもそもインフレとは

 

インフレの原因は需要と供給のバランスが崩れることと、人件費が上がることにあります。その他の要因としては中央銀行がお金を擦りまくるとインフレになりますが、今回はこれについては触れません。

経済的に豊かになり、消費社会に移行していく過程では、需要がどんどん生まれていきますが、その需要に供給が追い付かなくなると、相対的にお金の価値が下落します。

また、人件費が上がるとそれにつられて、国内で販売されているモノの値段も上昇します。つまり、長期的にみると物価が上がっているためインフレです。

正確には、何らかの影響で通貨の価値が下がってしまうことをインフレといいます。そのため、インフレによって通貨価値が下がるのではなく、通貨価値が下がることがインフレなのです。

インフレが及ぼす通貨価値への影響

例えば日本人が日本の株を購入している場合、日本でインフレが起こるとどうなるか。日本は輸出でたくさん外貨を稼ぐ企業が多いのでインフレで円の価値が相対的に下がると一般的に株価が上昇します。日本株に投資していた場合はうれしい結果が待っています。

さて、次に日本人がインフレ率の高い外国の株を購入する場合はどうでしょうか。まずは外国株を購入するには円をその国の通貨に換金してから外国株を購入する必要があります。そして、インフレ率が高いと、その株を売ろうと思った時には以前に比べてその国の通貨価値が下がってしまっているのです。いくら経済成長が見込める国でも、インフレ率が極端に高いとそもそもの通貨価値が外貨に対して下がるので、元も子もありません。

つまりインドネシア人がインドネシア国内で株を買う場合にはいいのですが、海外からインフレ率が高いインドネシアの株を買う場合は少し注意が必要ということです。

とまぁ、いろいろと書いてきましたが、私自身もインドネシア株をある程度保有しています。インドネシアのインフレ率の5年先見通しを見てみましたが、いくらか安定してきているようにも見えます。極端に注意する必要はありませんが、ある程度このことを頭の片隅に置きつつ購入するかについて考えていきたいですね。

20170128_1インドネシアのインフレ率5年先見通し
参照元 : 世界経済のネタ帳
http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=PCPIPCH&s=2012&e=2021&c1=ID